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少女、それから。

少女、それから。

 


間違いだらけで帰れない
もう大人になってしまった
わたしは全部捨てちゃって
きっと汚れすぎてしまった
死んだほうがいいなって
思うようなことばかりだ
報われないで苦しんだ
意味はね、なんなんだろう

大丈夫だと思いたいよ

変われない夜に気づいちゃった
全部諦めたらいいのかな
独り部屋の中で泣いていた
幸せになりたいようだった

理想と現実を知っちゃった
当たり前のことが嫌になるな
わたし、何もできなかったんだ
呼吸ままならないや

存在価値なんて無いの
疎外感だけじゃないよ
どうか逃してよ もう未来永劫
今日にだって狂気に至って
なんて空回り
嫌な話ばかり雨晒し
後悔しちゃったって毎夜
また人が死んじゃうよ

そして吐き気を飲み込んだ
もう大人になってしまった
震えちゃうけどもういいや
きっと汚れすぎてしまった
どうせなんて言ったって
時間は進むばかりだ
逃げた夜にもう一回
浅ましい夢を見た

君に愛されないようだった
せめて嫌われたくないのにな
心満たされない無いの歌
嘘を吐いてよまだもう一回

いっそ殺してくれないですか
なんでそれだけで辛いのかな
過食・手首の跡・オーバードーズ
どれもわたしじゃないな

おとなのせかいへ至っちゃった
心満たされないあいの歌
少女、きみに歌うよ

さんかく

さんかく

 


相愛の様ね
ふたりでいたいなって
いつも願っていた未来の様ね

私だけが居たいを満たしてた

ねぇ、私だけじゃなくても
そばにいてくれるならもういいからさ
ただ君に殺され続けることだけが与えられた用途
心に空いた穴を埋めるのは
隙間に落ちていたみたいな言葉
解釈のしようでどうにでも変わる
だから手放せないの

嫌い、嫌い、嫌いになっちゃいたい
いらいらいらっとして
「否、否、否」と
無いみたいな擬態

ねぇ、三秒間で踊ろうか
ねぇ、あいつは抜いて踊ろうよ
で、最愛でいて 私と踊りましょう
ただ、踊りましょうか
代替なんて要らないわ
ねぇ、曖昧にして遊ぼうよ
で、最愛になって 私を落としましょう
あら、届いたような?

もう何度だって信じた嘘と嘘の間に
君が注ぎ込んだ

最後は私を選ぶんでしょう?

ねぇ、私を求める理由だけは
やけに明白なその言葉
勇気を出して君を試すと
惨めな気持ちになっちゃうよ
確実に隣にいる君を見て
何故寂しい気持ちになるんだろう
それでもふたりでいるんだ
最後にする理由なんて無いよ

嫌い、嫌い、嫌いになっちゃいたい
いらいらいらっとして
「否、否、否」と
無いみたいな擬態も
もう大嫌い、嫌いになっちゃいたい
「期待したい」意味無いようだ
居ない未来に待っちゃって
見ない、見ないでいたい

ねぇ、催涙弾を放とうか?
ねぇ、あいつは何も好くないよ
で、ばいばいで去ね 私と踊りましょう
ただ、踊りましょうか
間違いなんて知らないわ
ねぇ、甲斐甲斐しいね 遊ぼうよ
ねぇ、大概にして 私だけを見てよ
さぁ、どうしましょう?

ねぇ、三角形じゃ満たないわ
ねぇ、あいつは抜いて踊ろうよ
で、最愛でいて 私と踊りましょう
ただ、踊りましょうか
会いたいなぁって歌おうか
ねぇ、ばいばいなんて聞かないよ
ねぇ、最愛でいて 私を愛してよ
まだ君と至っていたい!

浮遊感

浮遊感

 


本当に過ぎ去った
ものばかり数えてる
無いものを強請った
消えないように

歩いて行く
戻れないと分かっていても

どうしようもない気持ちで
ただ歩く
どうしようもない気持ちが
僕を襲う

消えてしまった
思い出を抱えてる
忘れてしまうんだ
いつか全てを

残酷なんて
人の都合と分かっていても

どうしようもない気持ちで
ただ歩く
海を眺めていたな
日が照っていて

ふわふわと
ふらふらと
少しずつ
消えていく
ふわふわと
ふらふらと
少しずつ
失っていく

どうしようもない気持ちで
ただ歩く
ひとりぼっちで耽る夜

昨日亡くなった僕は
探せない
どうしようもない気持ちで
薬を飲む

おやすみのそばに
 

夜の心はいつもひとりぼっち
僕の未来を飲み込むように
思いに沈む悲しいこと
ただ浅はかな生き物
愛してたい筈の幸せが
後ろ向きな気持ち際立てた
眼を閉じるのが怖いよと
忘れていた貰い物
色んな道も既知も泡沫
答えも意味も知ると下らない
冷めたメタ視点した裏腹
分かってる分かっている
僕が何をやった所で無駄だな
丸く空いた心の穴は埋まらない
たくないことばかり考えるから
嫌なことばかりだ

こうして僕らは大人になってく
空っぽの歌詰め込んでそのまま足取り軽く

僕に不安な気持ちを隠して
ひとりきりで悩んでる君を見ていた
想像力では届かない
ずっとここにいるから

夜の心はいつもひとりぼっち
何も届かずに日和そうに
すぐに本棚を片付けて
横の棚の正夢へ
退屈な君の撮る写真が
一生ここに残るらしいなぁ
君は何ひとつ悪くないが
遠ざかる歩く度
もう時は過ぎてしまったよ
きっとあれから何度も
考えてはみたんだよ
どれくらい意味があったんだろう?
幸せになるのも
得手不得手があると思う
だから少しの勇気で
逃げ出せないかな

何にも変わりはしないようだった
言葉ひとつ落としてそのまま無かったことに

いつかつまんないと嘆いた夢が
遠ざかる日々が報われますように
どんな気持ちも忘れて
未来が出来るのかな

どうしてだか僕らありもしないことで病む
どうしようもないことで悩む、悩む

僕は不安な気持ちを懐けて
ひとりきりで今、歩き始めるよ
こんな僕にできるかな
そんなこと思いながら

君へ歌うんだ分からないままで
どんな夜ですら越えて行けるように
こうやって君に届けば
ずっとそばにいるから

おやすみのそばに

環状少女

 


いつまで経って、なんて足りない
虚しさばかり募るのに
少なくはなくあった間違い
それでも道は続いてく
思い描く未来は曖昧
想像できることばかり
病んでいても至ってまにまに
散る花ばかり美しい

全部全部元通り
正しくいることの
他愛無い幸せを
他愛無く感じる時間です
ずっと想ってた君といた
正しいわたしがそこにいた
明日のことが決まってから
そこで目が覚めた

「最低だ。」

夢のある話の内容も
君だけに掲げる愛情も
「違う」って言うのかなぁ

がむしゃらに追ってた代償も
この世を願ってる細胞も
「嫌い」って言うのかなぁ

「違う」よ

夏には赫赫としてた髪の毛の色だったのに
今や落ちてなんか野暮ったい
街に置いてきちゃったみたい
夢を失くしたって変わらず焦燥感に駆られるし
凍える手はさっと温める
できるのなら抱きしめる

全部全部元通り
正しくいることの
他愛無い幸せを
他愛無く感じる時間です
ずっと想ってた君といた
正しいわたしがそこにいた
明日のことが決まってから
そこで目が覚めた

どうせまた嘘なのにまた君に告げてしまうのか

夢のある話の内容も
君だけに掲げる愛情も
「違う」って言うのかなぁ

がむしゃらに追ってた代償も
この世を願ってる細胞も
「嫌い」って言うのかなぁ

「違う」よ

夢のある話の内容も
君だけに掲げる愛情も
がむしゃらに追ってた代償も
この世を願ってる細胞も

なんでかな
なんて、また誓うよ

環状少女
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